目指せ、自律学習!

こんばんは。学習指導を担当しています、内海です。

今日から後期が始まるにあたり、生徒たちの自主学習をさらに充実したものにしていくために、始業式で話をしました。

 

これからの自主学習のキーワードは、自律学習です。

自律学習とは、自分をコントロールし、自分に必要な学習を進めていく学習方法です。自分をコントロールするというのは、自分で考え、自分で判断し、自分で実行していくということです。自律学習は、次の3つのステップで行います。

 

①学習内容を考える

課題を明確にして、何を勉強したら良いのかを考えます。その日にあった授業をふり返ってみたり、定期テスト・実力テストといったテストの結果を分析したりして、自分の課題(できない、わからない、苦手だというところ)を明確にします。

 

②学習方法を考える

何を使って、どのように勉強するのかを考えます。明確になった課題を解決する(できるようにする、わかるようにする、得意にする)ために、どんな教材を使って、どのように学習するのか学習方法を考えます。

 

③学習量を考える

わかるまで、できるまで、粘り強く学習することを意識して、どのくらい学習したら良いかを考えます。自主学習は、提出するためにやる学習ではなく、今の自分に必要な学習を行うことから、ページ数や時間にこだわらず、必要な分だけ学習を行っていくことが大切です。

 

つまり、適切な学習内容・学習方法・学習量で、今の自分に必要な自主学習を行うことが自律学習であり、この学習を南中生全員ができるようになってほしいと思います。

南中生77人、同じ生徒はいません。当然、勉強しなければならない学習内容は人それぞれ異なり、どういう方法が合っているのかも異なり、どれくらい勉強しなければならないのかも異なります。だからこそ、自分に合った学習をそれぞれ自分で考えて行っていってほしいと思います。

そのために、今日から自主学習の約束を以下のように変更しました。

 

①ノート2ページという縛りをなくし、各教科で配付されている問題集や教員が用意したプリント、さらには自分で購入した問題集やプリントなども毎日の自主学習として提出可とします。

 

②学習の自己管理のために「学習の記録」をつけます。学習時間、学習内容、学習のふり返りを記録していきます。

 

今後も、毎日教員が自主学習をチェックしていきますが、学習内容・学習方法・学習量という3つの点で自主学習が適切なものになっていないと判断した場合には、個別にアドバイスをしていきます。アドバイスを参考にして改善し、より良い自主学習が行えるように頑張ってほしいと思います。

ぜひご家庭の協力もよろしくお願いいたします。